JSB70周年記念 未来人材育成事業 オンライン研究会

JSB70周年記念 未来人材育成事業 オンライン研究会のご案内

⽇本バイオメカニクス学会は、2027年に創⽴70 周年を迎えます。
この間、バイオメカニクス分野における知⾒は着実に拡⼤してきました。
その⼀⽅で専⾨分化が進み、バイオメカニクス全体を俯瞰的に捉えることが次第に困難になりつつあります。
俯瞰的な視座は、普遍的な法則や原理の発⾒に不可⽋であり、今後のバイオメカニクス研究の発展においても極めて重要です。
本企画では、会員の皆様が各専⾨領域を基盤としつつも、領域を横断する視座を獲得することを⽬的として、オンライン研究会を開催いたします。
なお、本研究会は、通常のシンポジウムをよりアットホームな雰囲気とした場を想定しています。
登壇者と聴講者の隔たりをできるだけ⼩さくし、参加者同⼠の対話を通じて、新たな視座が⽣まれる場となることを⽬指します。
そのため、質疑応答・意⾒交換の時間を⽐較的⻑めに設定いたします。

開催日時等は下記のとおりとなります。

  日時

タイトルおよび開催趣旨

コーディネーター 発表者
第5回 2026年9月25日(金)17:00-20:00

<タイトル>
2次元逆動力学演算入門 
―生成AIの助けを借りて関節トルクを計算する―

<開催趣旨>
関節トルクは、動作の力学的な仕組みを読み解くうえで基本となる指標である。しかし、その算出手続きである逆動力学は、ベクトルの外積や剛体の運動方程式の理解を前提とするため、解析ソフトが出力した数値をブラックボックスのまま受け取ってしまいがちである。本研究会では矢状面(2次元)の解析を対象に、「モーメントアーム×力」を出発点として外積と剛体の運動方程式へ段階的に橋渡しし、逆動力学が何を計算しているのかを直感的に理解することを目指す。演習では生成AIを用いて受講者自身が解析プログラムを作成し、跳躍動作の関節トルクを求めたうえで、エネルギーによる検算までを行う。あわせて、関節トルクは必ずしも筋張力によるトルクではないこと、関節力は関節の接触力そのものではなく正味(net)の量であることも扱い、算出された値の解釈に踏み込む。

*開催報告

川本裕大
(東京大学)

川本裕大
(東京大学)
/講師
今後の開催予定 2026年11月17日(火) 16:00-18:00

<タイトル>
野球選手の動作特性を科学する ―基礎研究・現場実践・商品開発をつなぐ―

<開催趣旨>
野球選手の動作の仕組みを理解するためには、学際的なアプローチが必要である。例えば、打撃において、打者は投手のフォームや投球軌道から球種やコースを予測し、瞬時の意思決定のもとで、時空間的にバットとボールを一致させるスイングを実行する。このような野球選手の動作の本質的理解には、スイングの力学解析だけでなく、神経科学や運動制御の視点からの理解が欠かせない。野球選手の動作特性に関する研究は近年、大学などの学術機関だけでなく、企業やプロ野球球団といった現場に近い立場からも積極的に進められている一方、両者が同じ場で議論する機会は限られているのが現状である。そこで本研究会では、この分野の異なる3つの立場―基礎研究、現場実践、商品開発―から、それぞれの第一線で活躍する研究者をお迎えし、野球選手の動作特性を横断的に理解することを目指す。講演後には質疑応答・意見交換の時間を設け、野球バイオメカニクス研究の新たな応用可能性を探っていきたい。

*詳細はこちら   *参加申込はこちら

柴田翔平
(芝浦工業大学)

木村聡貴
(NTTコミュニケーション科学基礎研究所)

田渕規之
(ミズノ株式会社)

山口雄大
(株式会社北海道日本ハムファイターズ)





既に開催済みの研究会は、下記をURLよりご確認いただけます。

https://biomechanics.smoosy.atlas.jp/ja/70old